スタンスとは
左足が前か(レギュラー) 右足が前か(グーフィー)
足の開き具合(スタンス幅)
足を置くときの傾け具合(アングル)
の3つのことを指します。
スタンスは、何度でも調整できますので、まずは自分の無理のない姿勢で構いません。
決まりや規則はありませんし、プロでもひとりひとりみんな違うスタンスで滑っています。
スノーボードの板には多くのモデルに設計上の推奨スタンスというものが設定されています。
この穴にネジを止めるとスタンス幅が○○センチになって、設計上の標準スタンスになるという印が板についているものもあります。
まず迷ったらこの印のところにビンディングを取り付けてみましょう。
そして、滑りながら不都合や、もうちょっとこうかな?というポイントが出てきたら、少しづつセッティングを変えて、自分に最適なスタンスを探してみましょう。
始めは正直どちら足を前にしてもかまいません。利き足や利き目、筋肉量や体格などひとそれぞれちがいがあるので、どちらを選んでもメリットデメリットはありません。
一般的には右利きでボールを右足でける人は、左足が前のレギュラースタンスにする人が多いです。
しかし、特別決まりはありませんので、肩幅くらいに足を開いてみて顔を左右に振ってみて、見やすいほうを前向きにしてみましょう。
足の開き具合を決めます。
板にビンディングを取り付けた時の、ディスクの中心の間の距離を測ります。
肩幅が基準と言われていますが、最近は広めが主流です。
足の長さにもよりますが身長170cmの男性で50~58cmくらい、身長160cmの女性で47~53cmくらいがはじめは妥当でしょうか。
もちろん、これより広くても狭くてもかまいませんが、滑りながら調整してみるといいでしょう。
グラトリやジャンプ重視の人は広め、パウダーやターン重視の人は狭いほうがおススメです。
広めの人は体が横向きで、また反対に、狭い人は体が前を向いた滑りがしやすくなります。
ビンディングの取り付ける角度を決めます。
前足の角度は12~21度くらいが一般的です。その際、スタンス幅が広い人は角度が緩く、スタンス幅が狭い人は角度がきついほうが体へ無理のない姿勢を取りやすくなります。
後ろ足は、スイッチ(反対向き)でも滑りたい人は0度からガニまたになるマイナス9度くらい、反対向きでは滑らない人は0~9度くらいが一般的です。
どんなアングルでも特異不得意がありますが、フリースタイルトリック重視の人は緩めに、ターンやパウダー重視の人はきつめに入れることが多いようです。