板のメンテナンス方法、ポイントは2つ!
雪と接する部分はツルツルにする
板の保管は、曲がったりねじれたりしないように
では具体的に場面別にお手入れ方法をご紹介します。
最後にはエッジを錆びさせない裏技も紹介します。
ソール(板の裏)凍ってませんか?
板と雪が直接接触するソールが凍っているとどんなにワックスをしても滑りません。
寒い日や雪の降る日など、車内や室内、レストハウスの暖かいところから急に寒いゲレンデに出ると、板は空気中の水分が結露して水滴がつきます。
その水滴がリフト乗り場に行く途中や、リフト乗車中に凍り付きなかなか取れなくなってしまいます。
なんか全然滑らないんだけど?って不思議に思う前に、まずは板の裏を見てみましょう。
もし凍っていたら、少しこすってきれいに氷の粒を取ってあげるとちゃんと滑りますよ。
滑り終わったら、最低限雪や水分を取りましょう。
たったひと手間かけて板についた雪や水滴を落としてあげるだけで、エッジもサビにくくなりますし、帰ってから片付けるのも楽になりますよ。そのついでに、ソールやエッジ面をきれいにゴシゴシ拭いてあげるとその日板についた見えにくい汚れも多少落ちるので、おススメです。
また、板を大切に長持ちさせる秘訣は、ビンディングはこまめに外すことと言われています。
ずっとビンディングを取り付けたままでいると、板が引っ張られている状態が続くため、板にだんだんと歪みがでてきます。毎日は面倒でもしばらくゲレンデに行く予定がなければビンディングは外してあげるように心がけましょう。
次のシーズンも長く乗りたいのであれば、一番楽なのは春になったらチューンナップに出してしまうことです。
数千円で素人がやるのとは段違いの効果を得ることができます。
そこまでしなくても、という人はとりあえずできる範囲で板をきれいにしましょう。
専用のスクレーパーやブラシが手元にない場合は定規などでかまいませんので、ソールをこすって板についた汚れを掻き出しましょう。その後きれいにから拭きをして仕上げます。簡単なものでも構いませんのワックスをかけてから片付けてあげると、酸化による劣化を防ぐことができるのでおススメです。
長時間の保管では以下のポイントが重要です。
ビンディングは外す
温度変化が少ない直射日光が当たらない場所で
上に重いものを載せたり、曲がったりねじれたりしないように
つまり、部品を全部外して押し入れなどに立てておけば十分です。縦でも横でも構いませんが、なるべく板の上には物を載せないようにしましょう。
エッジは空気中の水分などと反応してすぐ錆びてきます。しかし、なかなか素人にはどうしようもない部分。
そこで手間なく簡単に錆びを防ぐ方法とは...
エッジに油性マジックを塗る
(ただし自己責任で)
油性マジックを塗ればエッジと空気が直接触れなくなるので錆を防げます。
また、エッジに塗ったマジックは、次に雪の上を2~3本も滑ればきれいに取れてしまいます。
1度錆びてしまったエッジは、400~600番前後の耐水ペーパーできれいに錆びを落とし、から拭きしてから塗るようにしましょう。