前回に引き続きHYWODの岡本圭司くんがゲストです。
前回の様子は→「Talk out -岡本圭司 vol.1-」
石崎(以下I):
圭司さん、突然なんですが、横乗り業界でよく出てくる、「バイブス」ってなんなんですか?僕全然わからないんですけど。
岡本圭司(以下KJ):
あ~、バイブスね~。いや、全然わからん(笑)
I: どういうことっすか(笑)!?
KJ: 便利な言葉やねんな。調子いい時使ったらええねん。なんかテンション上がってきたときとかな。
I: いや~、勉強になります。(うん、全然わからん。)
KJ: 今のスノーボード業界、過渡期やと思うで。色々と無くなるメディアがあったり、新しく立ち上がるメディアがあったり。俺らが読みたい雑誌と、普通のスノーボーダーが読みたい雑誌は違うからね。
I: そんなこと言えば、自分たちライダーは写真だけの雑誌でいいですもんね。
KJ: そうそう。だから、メディアでしかできないような、もっと色々なライダーや価値観表現してあげられたらいいのになあと思う。
I: 時代時代で世間に求められていることが違うから、何がピックアップされるべきか難しいですよね。ライダーのシーンの見方と、一般のスノーボーダーが興味あるシーンはちがいますもんね。
KJ: いろんなメディアに出さしてもらったけど、どうやって生きてきたかみたいな自分自身の特集ページとかより、ハウツー見ましたとか言われることのほうが絶対多い。俺らは自分自身の特集のほうが嬉しいけど、ファンの子からあんまり言われたことない。
I: リアクションが薄いだけなのか、そもそもあんまり興味が無いのか、どうなんでしょうね。だから、自分は今回の対談みたいに普段見れない一面を紹介して、ライダー自身に興味を持ってもらえればと思ってます。
KJ: あとは、覚悟がある人があんまりいないかな。
I: というと?どういうことですか?
KJ: 明確な一本のビジョンがあって、芯があって、それを最後まで貫き通す人が少ない気がする。売れるために時代に合わすのは好きやねんけど、その芯自体が曲がる人が多い気がする。そういうところを自分は大事にしていきたいし、価値を提供する側として筋は通してほしい。
I: お金とか家族とか色々ありますけど、どうしていきたいかっていうのが無いとぶれちゃいますよね。
KJ: シンプルでいいと思うねんけどね。ユウキ(角野友基)みたいに世界のトップになってドヤ顔したいみたいなさ。
I: ああ、見たいですね、それ(笑)!
KJ: 見たいやろ、それだけでいいんちゃう?そういのが人の心を動かすんだと思う。