今回登場してくれるのは、メンズ顔負けの滑りでガールズシーンをけん引するガールズスノーボードチーム「Tomboy」の青山奈央世ちゃんです。
北陸生まれでインストラクター上がりの異色のフリースタイルライダー、青山奈央世。
ベースの確かな技術が生むポテンシャルの高い滑りで業界であっという間に噂となり、現在ではシーンを引っ張る代表的な存在の1人に。
ガールズスノーボードチーム「Tomboy」のひとりとしてパークプロデュースやメンズ顔負けの撮影に励む一方で、インストラクターとして技術指導に10年近く活躍している意外な一面も。その華麗な素顔の奥の熱い想いにせまる。
石崎(以下I): 今日はよろしく~!最近お酒控えてるらしいじゃん?健康のため?トレーニングで?
青山奈央世(以下A): それもありますね。
I: もともとお酒は好きなほうなの?
A: ん~、どっちかって言うとコミュニケーションを取るために飲む事が多かったですね。
I: あ~、わかるわかる。
A: そうそう、飲んだ方がコミュニケーション取りやすかったから。でも大人になって徐々に飲まなくてもうまくコミュニケーション取れるようになってきたな~って思って、最近は飲む機会が減りましたかね。
I: へ~、大人だね!教えてくれない!?上手なコミュニケーションの取り方!
A: いや、わかんないです(笑)。全然うまく無いのかもしれないけど、昔ほど周りに合わせなくてもいいのかな~って思えるようになりました。タスクさんお酒は?
I: いや、まあ、うん。すぐ寝るけどお酒は好きだよ(笑)。それに今はただ騒ぐだけじゃなくて、前にこの企画にも参加してくれた岡本圭司くんの企画してる「MIX JUICE」とか、パーティーとアートやカルチャーをうまく取り入れた素敵なイベントが増えてきて、とってもすごい事だと思うよ、そうやって違う分野の人が刺激し合える環境を作れるのは。
A: 「MIX JUICE」も凄かったですよ、BMXとかダンスとかスケートボードもあって、しかもみんなめちゃくちゃかっこいい人ばっかりで、本当にミックスしてた感じがしました。見てても凄く面白かったです。そうそう、圭司くんのインタビュー読ませて貰いましたよ、こんなこと考えてるんやって、読んでて面白かったです。
A: (青木)亮くんのインタビューはまだ読んで無いですけど、気になってました。あいつはホントすごいと思います。色んなスノーボーダーいますけど、亮くんは本当にプロだと思います。
I: どんなとこが?
A: メチャクチャ酔っ払ってニコニコ楽しい話してても、仕事やスノーボードの話になると突然スイッチ入って真剣な顔つきになるんですよ。アメリカまで勉強しに行ったり、スノーボードに対する青木の想いを私が聞いてるからかもしれませんけど、スノーボーダーにはあんまりいないタイプに感じます。
I: 基本的に職人肌でストイックだよね。
A: うん、メチャクチャ。高鷲のハーフパイプ滑ったらそれは肌で感じると思う。
I: ハーフパイプは好きなの?
A: パイプめっちゃ好きです。
I: でも今はハーフパイプ以外の活動が多いよね?
A: そうなんです、うち結構ラッキーガールなんですよ。ずっとアクロス重信(四国にあった室内ゲレンデ、現在は閉鎖されている)に篭ってパイプにはまって練習してたんですけどなかなかスピンが上手く出来なくて、JSBAのハーフパイプの大会出ても全然結果残らなくて。その時一緒にスロープスタイルとスノーボードクロスの方も出場してたんですよ。それでたまたまスロープスタイルで結果が出ちゃって、そのままスロープスタイルの活動が増えちゃった、みたいな感じです。そのシーズンの前にエアマットでしばらくジャンプを練習してた時に、今の「HYWOD」の坂西翔くんがコーチングしてくれた影響も大きかったですね。